よろず日報

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神宮外苑イベントで日本工業大学制作のジャングルジムが炎上!五歳児が焼死!

少し考えれば防げるような事故が、神宮外苑のあるイベント会場で起こりました。

2016年11月6日、東京都新宿区の明治神宮外苑にある野球場で、「TOKYO DESIGN WEEK」と称するイベントが行われていました。

事が起こったのは午後5時頃、展示物の一つである木製のジャングルジムから出火し、全体が炎に包まれました。

この事故により、5歳の男の子一人が亡くなっています。

 

 

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写真を見たところ、ジャングルジム内部には配線のようなものがあり、そこから出火したのではないかと見られています。

最近は、このような未然に防げたはずの事故が頻発しているように思えます。

今回の事故について、少し深く考察してみます。

 

 

そもそもどんなイベント?

 

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Copyright by Mainichi Sinbun

 

 

主催者は、デザインアソシエーションNPOで、毎年、国内外からのデザイナーを募り、インターナショナルなイベントを行っています。

何をコンセプトにしているのかは今一つ伝わって来ませんが、様々な企業や学校、それにブランドが一同に会し、各々のデザインを披露しました。

また、デザイナーやアーティスト(ビジュアルアートやミュージシャン)による作品の展示やライブイベントなども行なわれました。

 

現在、日本国内のデザイナー数は、およそ3万5千人に上ると言われています。

そのうち、服飾デザイナー(就職者)は8千人未満とされています。

人口比率からすれば少ないですが、その割には至る所で彼らの存在を目にします。

 

今回の「TOKYO DESIGN WEEK」でも、多くのデザイナーが出展していました。

今年で31年目を迎える国際的なイベントであり、各方面の生活デザインとアートが世界中から集まりました。

2016年は、10月26日から10月31日と、11月2日から11月7日の2回に分けて、12日間に渡り開催されていました。

 

先週話題になった欅坂46のコスチュームに関しても、問題とされたのはデザインでした。

ナチスドイツの軍服に似せて作られたステージ衣装が、世界を巻き込んだ論議に発展したのです。

衣装を手掛けたデザイナーは、事の顛末における責任を覚悟しているとのコメントを発していましたが、さてどのようにその責任を果たしたのかが気になります。

 

 

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出火の原因は?

 

今回の事故が起こったのは、木製の、ジャングルジムをデザインした構造物でした。

下の、ツイッターに投稿された写真を見ていただければ分かりますが、ジャングルジムとしては全体的にやや小さ目です。

 

 

 

 

構造物の内部には 鉋屑(かんなくず)のような物が詰まっており、来場した子供達は、これを目当てに遊んでいたものと思われます。

制作者は、日本工業大学工学部建築学科の「新建築デザイン研究会」です。

火災が起きたのは「素の家」と呼ばれる作品で、主催者側は研究会側から提出された書類によって構造は把握していたようですが、照明や素材に関する詳しい説明はなかったとしています。

 

今回の事故について主催者は、

 

「作品にとがった部分がないかや、高さなどは確認しているが、全部で600点ある作品の一つ一つを詳しくチェックするのは困難だった。アート作品なので、主催者側からデザインについて、いろいろ注文をするのも難しい」

 

とする一方で、

 

「31年間続けてきたイベントで、このような事故は初めてで、悔しくてしかたがない」 

 

と述べています。

 

もし、31年の間に、危機管理と危険回避のルーティーンを徹底していれば、今回の事故は未然に防げたはずです。

筆者には、何をして「悔しい」という言葉が出てくるのかが理解出来ませんが、子供を目の前で亡くされた親を思えば、こんな発言には至らなかったはずです。

出火の原因は、可燃物(使用されていた木くず)への引火(照明からの)ではないかと考えられています。

 

安全性を考えれば、いかに出展物の数が多くともチェックは怠るべきではありません。

さらに、可燃物に対して高熱を発する照明器具を使うとは、この工業大学では何を教えているのかがおよそ理解不能です。

目撃者の証言によると、炎の高さは15メートルにも達したそうで、どれだけ構造物に燃えやすい素材が使われていたかを物語っています。

 

いずれにせよ、ここ最近は、デザイナーのミスによる事件や事故が多発しているようです。

設計者であれば、設計ミスは過失に数えられますが、デザイナーの場合は、たとえ責任を問われても解雇くらいのことでしょう。

ただ1つのデザインでも、多くの人の注目を集め脚光を浴びるのであれば、もう少し慎重に行って欲しいものです。

 

 

終わりに

 

10月には、ダウンライトによる火災が頻発していると、ちょうどメデイアでも取り上げていたところです。

クローゼットの天井などに、埋込み式で設置されたライトを、ダウンライトと呼びます(白熱電球やLEDライトを使用します)。

ダウンライトの火災は、照明器具と可燃物(布団や衣類)との距離が近すぎて起こる場合と、断熱材により放熱が妨げられるのが原因で出火する場合とがあります。

 

LEDライトは白熱電球ほどには熱を放出しませんが、それでも全く危険性は無いと言い切れるわけではありません。

今回の展示物にはLEDライトが使われていた、との証言がありますが、それが火災を産まないとは限らないのです。

主催者とオブジェの制作者の両方が、安全性を見落としていたのは明らかです。

 

今回の事故は、未然に防げた人災、とも言えるでしょう。

亡くなられた少年の、ご冥福をお祈り致します。

 

 

しばらくは冷めませんね、この件については。

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