よろず日報

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ピカチュウが絶滅の危機!?温暖化が原因でアメリカなきうさぎがいなくなる!

ポケモンGOのリリースで、一時期は世界中がこの話題に染まりました。

最近では、車を運転中にもかかわらずゲームに夢中になり、学童をはねて死に至らしめたトラック運転手が逮捕されました。

ただのゲームでありながら、人命を奪う痛ましい事件の原因になるとは、何とも罪な話です。

 

ポケモンと言えばピカチュウが主人公ですが、見るからに可愛いキャラクターに心を奪われる人も数なくありません。

そんなピカチュウに激似の動物が、今絶滅の危機に瀕しています。

 

 

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アメリカなきうさぎ

 

写真を見ていただければ、納得してもらえるかも知れません。

耳こそは尖っていませんが、その表情はピカチュウと共通するところがあります。

アメリカのニューメキシコとカリフォルニアの南部、ブリティッシュコロンビアの北部とコロラド山の東部と、広い範囲に生息する彼らは、その可愛さで言えばまさしくピカチュウに生き写しです。

 

 

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世界的な温暖化により多くの地域で様々な問題が発生する中、特に小動物の絶滅が深刻です。

このアメリカなきうさぎも、一頃に比べると生息数が激減しています。

なぜなら、恒温動物の中でも体温の高い彼らは、摂氏25℃以上になるとオーバーヒートして死んでしまうからです。

 

動物学者によると、シエラネバダ山からユタのワサチに暮らしていたアメリカなきうさぎは、これまでの100年間で絶滅したと言われています。

地球温暖化による哺乳類の絶滅は、巡り巡って人類にも及ぶ危機であり、多くの学者が警鐘を鳴らしています。

バラク・オバマ大統領は、2015年のヨセミテ国立公園でのスピーチでは、このアメリカなきうさぎを例に出して温暖化のストップを呼びかけました。

 

多くの種が、この高温化から逃れるために、それまでには生息していなかった山岳地帯(標高が高く気温の低い場所)へと移動しています。

グレート・ベーシンでは45%のアメリカなきうさぎが絶滅しており、2003年以来25ポイントの増加になります。

ザイオン・ナショナルパークでは既に個体が生息しておらず、シダー・ブレークス国定公園では75%の範囲において生存が確認出来ていません。

 

 

FWSでは感知せず

 

FWS(魚および野生生物部局:United States Fish and Wildlife Service)は、絶滅危惧種の保護を目的とした活動を行っていますが、アメリカなきうさぎの問題については常に否定的な意見を発しています(数千匹が森林に開放されたので個体数の減少はありえないとか。一体何引きが生き延びられるというのでしょうか)。

学者による調査の結果、向こう100年以内には絶滅するとされているにもかかわらず、この事実を受け入れようとはしません。

多くの学者が言及することには、絶滅危惧種に指定されるか否かは米国生態学会(ESC:Endangered Species Act)の決定によるところが大きく、ここにより指定を受けた種は政府によって保護されるということです。

 

 

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しかしながら、世界温暖化による自然破壊は、エネルギー問題と世界的企業の存続を根幹から揺るがす事態に発展するために、政府機関はこぞって目を瞑るしかないのです。

ESCが見て見ぬ振りをする問題を、その末端機関にも等しいFWSが取り上げるはずはありません。

いかにアメリカの大統領が声を上げようとも、欲に目が眩んだ起業家と政治家により、今後も多くの動物が絶滅する運命にあります。

かわいそうなアメリカなきうさぎは、そのうちの一種類にしか過ぎないというわけです。

 

 

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終わりに

 

振り子効果をご存知でしょうか?

1602年にガリレオによって発見されたセオリーではなく、「文化や政治でのトレンドは、一方向に振れればその反対方向にも振り返る」という理論です。

しかし、この理論は何も文化や政治だけには留まりません。

 

一説には、海産資源は既に枯渇状態にあり、捕獲スピードの加速によりその再生が追いついていないと言われています。

成魚も稚魚も根こそぎ獲るあまり、大型の魚の餌となる小魚が不足し、食物連鎖の一端が崩れて再生がおぼつかなくなっているそうです。

これは、何も魚類の中だけの話ではなく、やがては食物連鎖(ピラミッド)の頂点にいる人間にとっても問題となります。

 

アメリカなきうさぎの絶滅が、今直ぐ人類に及ぼす影響は限定的でしょうが、食物連鎖の一部には決定的なダメージを与えています。

今はピラミッドの底辺でも、いつかそれは階層を急激な速度で駆け上がって来ます。

そして、足下の層に影響が生じたとき、人類にはもはや未来はなくなります。

 

まるでサイエンス・フィクションの世界ですが、このままの状態(温暖化だけではなく諸々の問題)が続けば、子供に残す未来などは全くの夢物語となってしまうでしょう。

世界は気付いていても、目前の危機とは捉えておらず、対策を立てたときには既に手遅れかも知れません。

さて、人類がその愚かさに気付くのはいつのことになるのでしょうか。

 

この可愛いアメリカなきうさぎを、今すぐに保護する判断力があれば、あるいは人類が絶滅することもなくなる、かもしれませんね。

 

 

 人類がゾンビにでもなれば、食糧危機も温暖化も平気でしょうが。

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