よろず日報

世界中のあらゆる出来事の中からトレンドになりそうでならない、でもニュースバリューのある面白そうな事を探してアップしています。

ゾンビ遺伝子発見!死してなお人間は活動する?!

まず初めに断っておきますが、この記事の元になる論文は現在も審査の過程にあり、以下に挙げる説が必ずしも事実とは限りません。

部分的には解明されていることでも、飽くまでもフィクションの域を出ない論文です。

現在の科学(実用段階である)ではゾンビを生み出すことは不可能です。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

ここにご紹介するのは、遺伝子についの記事であり、ゾンビの製造が可能になるといったような、荒唐無稽のお話ではありません。

 

 

不思議な研究

 

f:id:wwptalk:20161020152708j:plain

 

 

米国ワシントン大学の微生物学者、ピーター・ノーブル教授は、亡くなった人の細胞から取り出した遺伝子が、心臓と脳が活動を停止してから12時間が経った後でも活動している事実を突き止めました。

人が亡くなると、細胞はその全ての活動を止めると考えられていますが、実際には細胞レベルで生きていることが分かったのです。

はたして、「生きている」といった表現が適切かどうかは定かではありませんが、少なくとも遺伝子は働いているようです。

 

だからといって、この遺伝子をどうにかすればゾンビが作れるというわけではありません。

この研究は、ゾンビのようなホラーストーリーを現実化するものではなく、もっと地に足が着いた「生命」の探求です。

難しいことを簡単に話すのは得意ではありませんが、なるべく分かりやすくお話してみます。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

肉体が死んでからもなお活動するゾンビ遺伝子

 

細胞の中でどれだけの遺伝子が活動しているかを知るには、メッセンジャーRNA(mRNA)を見れば分かるそうです。

mRNAは、タンパク質の合成の上で、アミノ酸の配列を決定付ける役割を担っています。

また、遺伝子の情報を写し取る働きがあり、mRNAの数値によって細胞内でどれだけの遺伝子が活動しているのかが計れます。

 

なんのこっちゃさっぱり分からんというお人のために説明すると(私もその一人です)、人が亡くなる前と後とでmRNAの数さえ分かれば、人の生命活動が終わってからの遺伝子の活動状況が分かるという寸法です。

 

ノーブル教授の研究チームによると、死んだマウスとゼブラフィッシュの遺伝子を、生きていた頃の遺伝子数と照らしあわせながら、時間の経過と共に観察し分析しました。

遺伝子の数は、それぞれ37368と36811でした。

その結果、マウスでは515個の遺伝子が死後に活性化し、その後も2日の間活動し続けました。

ゼブラフィッシュでは、548個の遺伝子が死後に活性化し、丸4日間も活動し続けたそうです。

 

これは、生物が生命活動を失って数日が経過してからも、mRNAの活動に必要な機能とエネルギーは失われていないことを証明したものです。

要するに、死してなお3年の間、織田信長を謀った武田信玄のような遺伝子が、人間の肉体に宿っているということです。

 

 

だからどうなる?

 

人が死んでから目覚める遺伝子があるのには驚きましたが、今度はそれが生きている人にとって、どのような役に立つのかが知りたいところです。

研究チームによると、生命活動を終えた肉体の細胞内で活性化していた遺伝子には、免疫システムや癌に関係するものや、ストレスを軽減する働きがあるものもあり、その他には、生まれてからは必要がなくなる、発生に関係する遺伝子もあったということです。

これが何を意味するのかは今後の研究によるのでしょうが、死後の肉体が遺伝子レベルでどのような変化を遂げるのかは、少し解明出来たようです。

 

だからと言って、何らかの処置を施すことで全ての遺伝子が活性化し、死人が再び生き返るわけではありません。

さらには、それら活性化した遺伝子を取り出せば、免疫システムの機能が向上したり、癌が治ったり、ストレスフリーになることもなさそうです。

例え、死後の肉体でmRNAが活性化したところで、ゾンビが生まれるわけではないのです。

 

冒頭でも説明したように、これは飽くまでも研究段階の論文であり、今後精査される予定です。

私も、この論文に関する記事が出たときには少々期待しましたが、ゾンビはSFやホラーの世界のクリーチャーであることは未だに変わりないようです。

ある意味残念です!

 

 

こちらは既に解明済みです。罹らないよう注意しましょう。

yorozunippou.hatenablog.com