よろず日報

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阿蘇山の噴火による被害状況は?今後の予報に注意喚起!続報あり!

2016年10月8日、阿蘇山の中岳第一火口で爆発的噴火が発生しました。

既にニュースでも取り上げられており、現在では【噴火警戒レベル3、入山規制】が布かれています。

今回は、これまでの被害の状況と、今後の予測についてお話します。

 

 

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1. 阿蘇山噴火についての詳細

 

気象庁の発表によりますと、今回の噴火は、火口下の浅い部分でのマグマの膨張が原因とされています。

「水蒸気噴火」の可能性があると言われており、これはマグマの熱で地下水が沸騰して起こる爆発です。

中岳第一火口は、昨年の9月14日にも噴火しており、今回も当時と同様に、地下水にマグマが直接接触して起こる「マグマ水蒸気噴火」の可能性があると見られています。

 

以下は気象庁による正式な発表です。

 

 

 火山名 阿蘇山 火山の状況に関する解説情報 第83号

平成28年10月8日16時00分 福岡管区気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 中岳第一火口では、本日(8日)01時46分に爆発的噴火が発生しました。

 本日午前、気象庁機動調査班(JMA-MOT)が九州地方整備局の協力
により実施した上空からの観測によると、中岳第一火口の南東側1.2㎞
で、赤外熱映像装置により大きな噴石と思われる温度の高い箇所が認められました。噴火に伴う火山灰等によると考えられる灰色の変色域は、中岳第一火口の北西側で1.6km、南東側で1.0kmに認められ、北東側にのびていました。中岳第一火口では、白色の噴煙が火口縁上、約300mの高さに上がっており、目視できる範囲で火口内に湯だまりは確認できませんでした。

 本日、実施した現地調査及び電話による聞き取り調査では、15時現在で熊本県、大分県、愛媛県、香川県で降灰を確認しました。火口から北東約6kmにある阿蘇警察署で約3cm積もるなど、阿蘇山の北東側で多量の降灰となっています。

 火山性微動の振幅は、7日10時頃から大きい状態となっていましたが、本日13時頃からやや小さい状態となっています。

 傾斜計では、爆発的噴火の後に火山活動に伴う特段の変化は認められていません。

 GNSS連続観測では、草千里を挟む基線で2016年7月頃からわずかな伸びの傾向が認められており、深部のマグマだまりの膨張の可能性が考えられます。

 阿蘇山の火山活動は活発な状態となっており、今後も本日01時46分と同程度の噴火が発生する可能性があります。

2.防災上の警戒事項等
 中岳第一火口から概ね2㎞の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。火口周辺では強風時に小さな噴石が2㎞を超えて降るため、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石及び火山ガスにも注意してください。

  火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>

 

 

2. 噴火による被害状況

 

火山灰

噴火による火山灰の飛散が心配されています。

特に、阿蘇山から見て北北東、東北東に飛散する可能性が高いようです。

さらに、熊本地方は今後雨が降ることが予想されていますので、積もった火山灰が雨で泥状になり、歩行が困難になる模様です。

 

 

 

 

路面は、上記の写真のような状態だと考えられるので、 夜にかけての外出は極力控えるようお願いします。

噴煙は、上空1万1000メートルにまで達しており、今後も引き続き火山灰が降ることが予想されます。

 

 

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噴石

今回の噴火では、1㎞を超える範囲で噴石が飛散した可能性があると言われています。

今後、また噴火がある場合は、火口から2㎞の範囲に渡ってはかなり大きな噴石の危険があるので、十分に注意して下さい。

 

火口から4㎞離れた地域でも、噴石により車のフロントグラスが割れたり、直径3cmにもなる火山弾が降ってきました。

火口から8㎞辺りでは、風向きによっては硫黄臭がし、火山灰が降っています。

10㎞以上離れた阿蘇市でも火山灰や噴石が確認されました。

 

火山灰の体積による通行止めは、9日に県道阿蘇吉田線の一部が解除されました。

なお、草千里までは車でも乗り入れるようになった模様ですが、火口に近い約1キロ周辺では現在も通行禁止です。

これまで不通となっていた、JR豊肥線、【阿蘇-豊後竹田間】も、9日から運転を再開しています。

 

 

その他の被害

火山が噴火すると、火口から優に100km離れた地点まで火山灰が飛んできます。

この度の噴火では、火山灰は300km先まで到達し、熊本、大分、愛媛、香川の4県17市町村に及びました。

九州電力によると、20時現在で、熊本、大分両県の約2万7千戸が停電に陥っており、その原因は火山灰や雨によるものとみられています。

 

なお、阿蘇山周辺(阿蘇市と南阿蘇村)の旅館では、8日と9日の両日の予約がキャンセルされており、その数はおよそ300人に上ります。

 

その後、阿蘇市によると、噴石が原因とされる被害が出ており、約70棟に渡る農業用のビニールハウスで穴が確認された上、ガラス温室でのガラス計測器約120枚が破損していることも確認されています。

なお、報道されていた停電は、現在のところ全面復旧しています(9日現在)。

 

 

防災について

 

防塵マスクの着用

とにかく、次回噴火が起こる前に、防災道具をまとめておく必要があります。

噴火が起こって暫くすると、必ずと言っていいくらいに火山灰が降って来ます。

火山灰を吸い込むと、気管支炎を起こす可能性が考えられます。

 

もし、降灰がある場合に外出する際は、必ず防塵マスクを着用しましょう。

特に、火山灰は細かなガラスの破片と同じですので、マスクは医療用の隙間が出来ないタイプを選び、出来れば二重にすることをおススメします。

 

おススメ出来るマスクは、「N95」や「DS2」です。

「N95」や「DS2」はマスクの規格であり、フィルターでも捕集するのが困難な、0.3μm~0.5μmの粒子を95%以上カットしてくれる高性能のマスクです。

 

さらに、火山灰が目に入ると失明する恐れもあるので、ゴーグルを着けることを忘れないようにして下さい。

 

 

終わりに

 

現在のところ、この噴火が地震と関係しているのかは不明です。

専門家によると、「噴火に向かっていた火山活動が地震でむしろ邪魔をされた形になっていたのではないか。地震の影響がなくなってきたので本来の阿蘇山の活動に戻ったということだと思う」としています(石原和弘【火山物理学】京都大学名誉教授談)。

方や、マグマ学の権威である藤井敏嗣氏(東大名誉教授)によると、「地震の影響は証明できないが、地震によってマグマだまりが絞られて浅い所まで上がってきたことなども考えられる」としています。

 

専門家でも意見が二分するくらいですから、まだはっきりとしたことは言えません。

いずれにせよ、今後も警戒を怠らないようにしながら、予報に注意が必要です。

また新しい情報が入り次第お報せします。

 

くれぐれも、お気をつけ下さい。