よろず日報

世界中のあらゆる出来事の中からトレンドになりそうでならない、でもニュースバリューのある面白そうな事を探してアップしています。

シャラポワがドーピング問題から復帰!処分短縮の理由は?その時期は?

2016年の1月以来、コートではその姿を見ることがなかった女子プロテニスプレーヤー、マリア・シャラポワ。

WADA(世界反ドーピング機構)が指定した薬物を使用したとして、2016年3月12日から資格停止処分に遭っていました。

ITF(国際テニス連盟)は2年間の出場停止処分を決めていましたが、シャラポワ側がCAS(スポーツ仲裁裁判所)に提訴していたことで今回の裁定に至りました。

マリア・シャラポワ選手の出場停止処分が、9ヶ月間短縮されました、

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

処分を受けた理由

 

そもそも、なぜシャラポワが大会に出られなくなったのか、その理由をもう一度おさらいしてみます。

それは、2016年の全豪オープンでのことでした。

マリア・シャラポワ選手は、当時行われた薬物検査にパスせず、その試合以降の大会には出場出来ませんでした。

 

検出された薬物はメルドニウムと呼ばれ、心肺機能を一時的に向上する化学物質です。

ロシア近郊の欧州では広く使われていた薬品で、これを使用したことでシャラポワ以外のアスリートも処分を受けることになりました。

しかし、シャラポワ自身はこの薬品を10年来使用しており、持病(心疾患?)の治療としての常備薬であったそうです。

 

ところが、メルドニウムが指定薬物とされたのは全豪の直前であり、選手には事前に通知されていたとは言え、何か不可解な部分の残る出来事でした。

シャラポワは使用を認める会見を開き、それが口火となって多くのアスリートからバッシングを受けました。

中でも、錦織圭選手の天敵とも言えるアンディ・マレー選手は、シャラポワに対して辛辣なコメントを残していました。

 

また、メルドニウムはアメリカでの使用は認められておらず、欧州一体でのみ使われていた薬品だっただけに、シャラポワへの疑惑は益々深くなりました。

そして、最終的には、6月8日以降向こう2年間の大会出場停止処分が下されました。

これを不服としたシャラポワが、スポーツ仲裁裁判所に提訴していたものです。

 

 

f:id:wwptalk:20161005133017j:plain

 

 

処分が短縮された理由

 

何かと疑問の残る事件でしたが、とりあえずは一件落着したようです。

それというのも、CASはシャラポワの違反は認めながらも、意図的な摂取ではなく、重大な過失はなかったと結論したからです。

これにより、当初は二年間の出場停止だったのが、1年と3ヶ月に短縮されました。

 

WADAもCASの裁定を受け入れており、このまま何事もなければ、来年にはまたシャラポワがコートに立つ姿を見ることが出来ます。

しかし、依然として疑問だけは残り、釈然としないままシャラポワを待つことになります。

では、その疑問について見てみましょう。

 

 

疑問その1

WADAは、シャラポワがメルドニウムを使用していることを分かっていながら、薬物が体内に残っている期間中に使用禁止薬物に指定し、かつ通知していた。

 

疑問その2

オリンピックイヤーとなった2016年は、この事件を皮切りに多くのドーピング者が摘発され、彼らのオリンピック参加が阻止されようとした。

 

疑問その3

ITFの審議会は、シャラポワのメルドニウム使用は故意ではなかったとしながらも、2年間の出場停止を言い渡した。

 

疑問その4

ITFは、なぜかシャラポワが故意にドーピングをしたことを審議会に報告し、結果的には却下されたが、出場停止期間を4年にしようとした。

 

疑問その5

WADA会長の不用意なコメント。

20日に英ロンドンで行われたWADAの討論会で、リーディー会長は同組織の年間予算が3000万ドル(約31億1940万円)で、シャラポワの年収よりも少ない可能性があると述べた。そして、予算が限られるなかで仕事が山積みだとする主張する一方で、組織よりも年収が高いとみられるシャラポワの違反をとらえたことには満足していると発言した。

 

 

スポンサーリンク

 

 

 

 疑問はまだまだ尽きませんが、少なくとも、組織ぐるみでシャラポワを排除しようとしていたことは確かです。

おそらくは、ロシアとウクライナの一件から、アメリカとヨーロッパ諸国が裏で手を回し、ロシアの花形選手であるシャラポワを追い落とすことで世論の非難を浴びせようとしたのではないかと考えられます。

これは飽くまでも私の邪推でしかありませんが、オリンピックやパラリンピックが終わった途端に、CASから出場期間の短縮を言い渡されているのが解せません。

 

この一連のドーピング疑惑こそ、誰かの手によって仕組まれたとしか考えられないのです。

 

 

復帰の時期は?

 

とりあえず、シャラポワ選手の復帰は歓迎されるべきことです。

2016年の6月に正式な決定が下されましたが、その前には暫定的に処分が言い渡されていました。

以上から、早ければ2017年の4月に、順当に行けば6月には彼女の姿を見られることになります。

 

しかし、今回のメルドニウム事件は、シャラポワのキャリアに大きな影を落としました。

疑いが晴れてコートに立つことになっても、疑いの目を向ける人は少なくないでしょう。

彼女の容姿も華やかなだけに、嫉妬感は半端ではないと想像出来ます。

 

ただ、今回の裁定で、彼女を痛烈に批判したWADAも支持に回っていることが、後々大きな救いになるかもしれません。

来年の5月に開幕される全仏オープンにも、無条件の主催者推薦で出場が可能らしく、WTA(女子テニス協会)も彼女の復帰を歓迎しています。

暫くは鳴りを潜めていたスポンサーからも、シャラポワのカムバックに対してはポジティブな意見が聞かれます。

 

とにかく、2017年の4月以降は、いつシャラポワがコートに戻ってきてもおかしくはありません。

 

 

 若干、医療繋がりがありそうかな?こちらも朗報になるかもしれません。

yorozunippou.hatenablog.com

 

 

終わりに

 

個人的には、WADAにせよIOCにせよ、一つの団体が過剰な権力を保持することには賛成しかねます。

今回のオリンピックでも、結局は裏切り者とされたダリヤ・クリシナ選手が血祭りに上げられただけで、最終的には出場が認められましたが、それでもIOCが政治と金で動かされることが分かりました。

行く先々で接待を受け、権力と汚職にまみれた組織に、これ以上媚びへつらう意味はあるのでしょうか。

 

IOCも国連と同様に、世界の人々が思うほどには機能しておらず、そろそろ再編成すべきときではないかと考えられます。

開催国の予算と政治に負担ばかりをかけるオリンピックは、既に平和の祭典ではなくなりつつあります。

この辺りでそのあり方をもう一度問い直し、新たに出発し直してみてはいかがでしょうか。

 

その先駆けとして、マリア・シャラポワの復帰がプラスの作用を生み出すことを願います。