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よろず日報

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ゴキブリ・ミルクが栄養ドリンクに変わる!一番嫌われている昆虫が最も好かれるサプリになる日

たとえ大人でも、あの長くて茶色い触覚を見ただけで悲鳴を上げる人がいる、ゴキブリ。

一撃で仕留めなければ、飛んで反撃してくるような恐ろしい相手です。

一匹見付ければ、その周辺には百匹いるとまで言われています(これは少々オーバーですね)

 

とは言え、今回ご紹介するゴキちゃんは、台所などで目撃するクロゴキブリやチャバネゴキブリとは違います。

学術名をディプロプテラ・プンクタータ(Diploptera punctata)といい、一般的には太平洋カブトゴキブリ(Pacific beetle cockroach)と呼ばれているゴキちゃんです。

主に、木の多い地域や森林地帯に生息しています。

 

平和な家庭を慄かすゴキブリとの違いは、プンクタータ類は体の中で子供を産んで育てる(胎生)ところです。

しかも、母親の体の中で成長するので、その間は栄養分を与えられます。

その母ゴキブリが小ゴキブリに食べさせている(ひょっとすると飲ませているかも)のが、今回ご紹介するゴキブリ・ミルクなのです。

 

 

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言われてみれば、あの憎きゴキブリとはちょっと違いますね。

 

 

ミルクとは呼ばれていますが、哺乳類の「乳」とは異なり、タンパク質の結晶を含んだ液体だそうです。

バッファロー(水牛)の乳は、一般に飲まれている牛乳よりも栄養価が高いのですが、それよりもゴキブリ・ミルクの方が約3倍も栄養価に富んでいます。

成分は、タンパク質を筆頭に、必須アミノ酸、脂質、糖類などが豊富に含まれています。

 

この研究には多くの科学者が関与していますが、インドの幹細胞生物学と再生医学研究所(the Institute of Stem Cell Biology and Regenerative Medicine in India)のチームでは、このミルクの人工的な合成に取り組んでいます。

どんなに栄養価の高いミルクとはいえ、消費者に嫌悪感を抱かせてはせっかくの画期的な発見も水の泡です。

今後は、安全な栄養食品として利用できるように、さらに研究が進められる予定です。

 

ゴキブリは繁殖力も旺盛なので、もしプンクタータを効率的に増やせれば、栄養満点のゴキブリ・ミルクの量産も可能となります。

ただし、ダイエットには不向であるのと、一般的な栄養補助食品には適さないとの見方もあります。

いずれにせよ、ゴキブリ・ミルク(まず名前が良くありませんね)が店頭に並ぶ日も、そう遠いことではなさそうです。

 

 

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現在、地球の人口は73億ですが、食料の供給率は間もなく限界を迎えます。

さらに人口が増加すれば、そのうち本格的な食糧難に陥るでしょう。

その時、このゴキブリ・ミルクが食品として加工されていれば、多くの人を飢餓から救ってくれるかもしれません。

 

一日も早く、実用化されることを願います(実際は少し抵抗がありますが)

 

こちらもおススメです。

yorozunippou.hatenablog.com

 

研究ソース

http://journals.iucr.org/m/issues/2016/04/00/jt5013/