よろず日報

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うなぎが食卓から消える日!絶滅危惧種でも食べ過ぎは体に悪いだけじゃない!

日本人はうなぎが大好き!

そのあまりの美味しさに、日本を訪れる観光客にも大人気です。

ただこのうなぎ、美味しいのはいいのですが、この先食べられなくなるとすればどうします?

 

今、うなぎがピンチです!

 

 

うなぎは完全養殖できません!

 

浜名湖はうなぎの養殖で有名ですが、実はあれ、完全養殖ではありません。

うなぎの稚魚(シラスウナギ)を獲ってきて、それを水槽で育てているだけです。

完全養殖とは、対象となる生物(多くの場合が食用の魚)を卵から孵化させて、さらに成長させてまた産卵させるまでの工程を全て人工的に行うことを言います。

サケなどはその一例です。

 

うなぎの完全養殖は、2010年に一応の目処が付きましたが、まだまだ成功率は低く、コストにおいても実用的ではありません。

卵が孵化してシラスウナギとなり、さらに成長して成魚になるまでには、依然としてかなりの時間が必要です。

農林水産省では、2020年までに商業化を目指しているようですが、現在のところは厳しい模様です。

 

 

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うなぎの稚魚、シラスウナギ。

 

 

乱獲でうなぎが減少

 

また、どうしてうなぎが食卓から消えるなどというウワサが飛び交っているのかと言えば、それは日本のうなぎ業者がIUCNに目を付けられたからです。

IUCNとは、国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)と呼ばれる自然保護団体です。

世界中の動植物や地域の保護を目的として、1948年に設立されました。

 

彼らの活動は、地球上の生物を絶滅から守ることで、さしずめ「新世紀エヴァンゲリオン」での人類補完計画の動植物版といったところです。

最も、進化とか融合とかには無関係ですが、現存する種を維持するのが彼らの役割です。

そして、なぜ日本のうなぎ業者がIUCNに目を付けられたかというと、それは十分な生態調査もせずにある国のうなぎを大量に輸入しようとしたからでした。

 

 

うなぎが食卓から消える日

 

そもそも、日本の天然種であるニホンウナギは、2013年に環境省によってレッドリストに加えられました。

そしてその翌年、今度はIUCNによって絶滅危惧種に指定されたのです。

しかも、世界のうなぎのほぼ7割は日本で消費されており、海外での需要はそれほど多くはありません。

IUCNにしてみれば、「日本によって全世界のうなぎが消滅しかけている」、とでも思っているのでしょう。

 

そこで、海外のうなぎ(アメリカウナギ、ヨーロッパウナギ)も絶滅危惧種に指定され、おまけにワシントン条約と相まって、日本への輸入が難しくなったというわけです。

うなぎを食べるのはもはや日本人だけではありませんが、日本のうなぎが危機に貧したからといって、他の国のうなぎを無茶取りしたのは問題です。

とりわけ、ウナギの水揚げ量は年々減少していて、下の図を見ても分かるように、商業的には瀕死の状態にあるのです。

 

 

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うなぎを食べ過ぎるとどうなる?

 

うなぎは確かに美味しいです。

土用の鰻は日本人のソールフード的位置を占め、これを食べなければ夏が終わらないような気になります。

夏バテ防止にも良いとされており、毎年土用の丑時になるとうなぎ屋が繁盛します。

 

しかし、滋養強壮食としては画期的ですが、今やうなぎは、食べ過ぎると体に毒であることも知られています。

中国の研究グループが、ジャーナル・オブ・ボーン・アンド・ミネラル・リサーチ誌の2014年9月号で報告していることに、ビタミンAとレチノールの取り過ぎで、大腿骨の股関節部分が折れやすくなるのだそうです。

レチノールは、うなぎ、あゆ、ぎんだら、それに鶏や豚のレバーなどの動物性の食品にだけ含まれている、ビタミンAの効果をもつ成分です。

 

ビタミンAは水溶性ではないために、そう簡単には体外に排泄されません。

しかも、うなぎにはこのビタミンAが多く含まれているために、食べ過ぎるとかえって体に悪いとされています。

ただし、その量は、蒲焼きにすれば三匹程度とされていて、よほどでなければ食べません。

 

 

ネットでの反応

 

7:2013/07/09(火) 03:39:55.43 id:ezzYkDv+P
馬鹿 「はぁ、土用の丑の日にウナギ食わないとなんか調子狂うわ~」
 
8:2013/07/09(火) 03:40:20.04 ID:4yR8S9GC0
そんなことになってるって教えてくれてれば食べなかったのに…
 
32:2013/07/09(火) 04:14:44.99 id:eBbrjQAv0
うなぎはヤバイよね
誰のせいにも出来ない
完全に日本が取りすぎた
 
36:2013/07/09(火) 04:16:26.13 id:mHdjjVOw0
シラスウナギどんぶり一杯が約三百万円
一匹400円 30匹も捕獲すれば日当になる
そりゃあ密漁するわな、ますます数が減っていく
 
 
 

 

 

終わりに

 

中国を介してうなぎの蒲焼を大量生産することに成功はしたものの、幼魚を獲り過ぎたとか、作ったうなぎに発がん性物質が含まれていたとか、1990年の後半には様々な問題が取り沙汰されていました。

あの一連の事件がなければ、今ほど目の敵にはされていないでしょうが、とりあえず、日本のうなぎ業者は世界から白い目で見られています。

うなぎの完全養殖が商業ベースに乗りさえすれば、IUCNもレッドリストもへったくれもないのでしょうが、今のところはそうも言ってはいられません。

 

いかんせん、現状では採算が合わず、一匹あたりのコストが高過ぎて市場に出回らないのだそうです。

とにかく、絶滅危惧種に指定され、しかも水揚げが少なくなる一方では、どれだけ日本人がうなぎの養殖を得意にしていても話にはなりません。

このままでは、うなぎが食卓から消えるのも時間の問題かもしれません(少なくともウワサだけではなくなります)。

 

一日も早く、完全養殖のうなぎが販売されるよう願いたいものですね。

 

 こちらもよろしくお願いします。

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